著者:マーク・トウェイン
[目次]
1.人間即機械・人間の価値
2.人間唯一の衝動ーみずからの裁可を求めること
ある小さな挿話
3.その例証
同じく他の実例
4.訓練、教育
戒め
ある挿話
5.再説人間機械論
ふたたび人間機械論について
それから数日後
思考ということ
6.本能と思想
自由意志
価値はニに非ず、唯一なり
困難な問題
主情念
結論
あとがき
[内容]
人間とは自由意志ではなく、欲望のままに動かされる機械である〜という老人の主張。それに対して青年は、人間とはそんな単純ではないと反論するが…。
[感想]
人間が機械と同じように意志もなく、動いている。そんなことあり得ないと思うが…。老人が次々と例を出して説明していくと説得力がある。(なぜか腑に落ちる感じがする)
本書が言いたいことは、「自分になりに」生き方を選びなさいってことだと思う。機械なりに…。
機械とはいうけど、人はみな違うし、個性がある。
対話形式で、趣きというか懐かしさを感じた。この本に出会えて幸運だと思う。