社会学史

著者-大澤真幸
講談社2019

[目次]
第1部 社会学の誕生――近代の自己意識として
1.古代の社会理論 アリストテレス
2.社会契約の思想 社会学前夜
グロティウス/パスカルホッブズ/ロック/ルソー/スミス
3.社会科学の誕生
コント/スペンサー
4.マルクス――宗教としての資本主義
エンゲルス/カント/フォイエルバッハヘーゲルフィヒテ

第2部 社会の発見
1.フロイト――無意識の発見
2.デュルケーム――社会の発見
3.ジンメル――相互行為としての社会
4.ヴェーバー――合理化の逆説

第3部 システムと意味
1.パーソンズ――機能主義の定式化
トマス/パーク/マートン
2.〈意味〉の社会学
   ミード/シュッツ/ブルーマー/ガーフィンケル/ゴフマン/ベッカー
3.意味構成的なシステムの理論――ルーマンフーコー
レヴィ=ストロースデリダブルデューハーバーマス
4.社会学の未来に向けて
  ボードリヤール/リオタール/ギデンズ/バウマン/トッド/メイヤスー


[内容・感想]
「社会秩序はいかにして可能か?」という壮大かつ、難解なテーマについて社会学者達の考えを解説しながら考える本。
630ページもある分厚い本。著者が分かりやすく解説してくれるのでスッキリ内容が入ってきました。(まさに帯に書いてある通り)
これは社会学という分野、人間社会をテーマに扱った研究や哲学なども含む壮大な学問の入門書。
ここから、また色々な本について知りたくなった。
特に、マックス・ヴェーバーという学者に興味を持った。
鬱でありながら、大変優れた論文を書いたドイツの学者らしい。第一次大戦あたりがピークだった人だ。
現代では、あまり優秀な学者が生まれにくいのか、、、。
社会秩序については、最後に本書の中で書かれますが、、、。秘密㊙️



https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000210935