ツァラトゥストラ

著者-ニーチェ 翻訳-手塚富雄 中公文庫
《目次》
第一部
ツァラトゥストラの序説ー超人と末人
ツァラトゥストラの言説
第二部
第三部
第四部
ニーチェと現代
解説

《用語》
*超人思想
序説より「人間とは乗り越えられるべきものである。あなたがたは、人間を乗り越えるために何をしたか。おそよ生あるものはこれまで、おのれを乗り越えて、より高い何ものかを創ってきた。ところがあなたがたは、この大きい潮の引き潮になろうとするのか。人間を乗り越えるより、むしろ獣類に帰ろうとするのか。」
「人間は、動物と超人との間に張り渡された一本の綱であるー深淵の上にかかる綱である」

*末人
序説より「最も軽蔑すべき者について語ろう。それは末人というものである」生産性のない人。

ニヒリズム(虚無思想)
序説より「まだあのことを何も聞いていないとは。神は死んだ、ということを」
人間の存在目的、真理・価値がないとする思想。


永劫回帰(運命愛)
快癒しつつある者より
「ー私は永遠に繰り返して、同一のこの生に帰ってくるのだ」

*重さの霊
重さの霊より
世俗的な他律的価値観念。他人に言われてから動こうとする考え。真の自己に帰れば、自由と軽さが得られる。

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